新社会人になったばかりの新米エンジニアの皆さんが、

つまらなくて退屈な研修を終えて、現場で活躍し始める時期がやってきましたね。

 

 

 

一般的なストレージシステムには、

「スナップショット(Snapshot)」と呼ばれる、

ディスクのバックアップ機能が備わっています。

これは任意の時点でのディスク・イメージを保持するために使われます。

 

 

今回は、IBMの「Storwizeファミリー」や「System Storage」で利用される、

 

FlashCopy(フラッシュコピー)

 

というスナップショット機能の基本を書いていきます。

もちろん今回書いた記事は、あとから新人の教育に流用しようという魂胆ですが。

 

 

 

まず初めに、

IBMストレージのFlashCopy機能ですが、

大きく分けると、以下の 3種類のFlashCopyが存在しています。

 

  • FlashCopy
  • 差分FlashCopy
  • FlashCopy Nocopyオプション

 

それぞれの特徴を、3つの記事に分けて書いていこうと思います。

 

 

 

第 1回目の今回は、

最も基本的なスナップショット機能である「FlashCopy」についてです。

 

 

 

 

FlashCopy

 

指定したディスク(ボリューム)を、全量コピーして複製します。

 

 

FlashCopyを実行した瞬間のsourceディスクのイメージを、

targetディスクに全コピーする機能になります。

コピー元となるsourceディスクと同じ容量のtargetディスクを準備する必要があります。

 

またFlashCopyを取得する際には、

一般的にsourceディスクに静止点を作ることが推奨されています。

サーバー上のメモリデータを書き出す、

データベースなどでは書込みを一時的にフリーズさせることで、

ディスクに静止点を作り出してから実行しましょう。

 

 

 

この「FlashCopy」ですが、

ストレージのスナップショット機能としては、

RAIDのミラーリング技術を利用してコピーを作成するため、

「split mirror」もしくは「split mirror point in time copy」方式と呼ばれています。

 

 

RAID 1(Mirroring)の例でこの技術を説明すると、

 

 

上の図のように、ディスク故障時にRAID 1を再構成したとします。

そして、コピーが完了したタイミングで、新しいディスクをRAID 1から切り離します。

 

 

切り離されたディスクは、当たり前ですがその後に更新されることなく、

コピーを実行した瞬間の状態がそのまま保持されます。

 

 

ミラー(mirror)を切り離し(split)する技術でスナップショットを取得することから、

「split mirror」方式と呼ばれるわけですね。

 

こういった動作を全て自動でやってくれる点が、ストレージシステムの便利なところ。

さらに様々な機能を組み合わせることで、

人が手を介さない効率的なシステム基盤運用を目指していくわけです。

 

 

 

 

さて、今回はここまで。

次回は「差分FlashCopy」について書きますよ。

 

 

2017-05-08 02:20:00

 

FlashCopyの基本 ①


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